昨年(2020年)話題になった『鬼滅の刃』。
私はアニメから入って、原作を読破しました。
原作は、コミックで全23巻。『週刊少年ジャンプ』に2016年2月15日から連載され、 2020年5月18日に最終回を迎えています。
アニメ版は、TVで「無限列車編」の直前まで放送され、「続きは劇場版で」という特殊な制作方法を取りました。
アニメ版も原作も知らない人が、いきなり劇場版を観てわかるのか?というリスクは杞憂に終わり、空前の大ヒットを飛ばしたことは、マスコミ報道で周知の事実となりました。
原作が終了した作品であるにも拘わらず、2021年2月に入ってもコラボ企画が相次ぐなど、人気が衰えないことがすごいですね。
私は2020年10月16日の公開初日に映画を観、原作を十二分に咀嚼した素晴らしい出来栄えに、涙が止まらず感動してしまいました。
その勢いで、2回目、3回目、4回目と映画館に通い、その都度、作品の完成度の高さとともに、原作の素晴らしさを噛み締めていました。
4回も通っていると、周囲の人々を観察する余裕が出てきます。私のような再視聴の観客が、一定数いて、そのほとんどが同じ場面で泣いているんですね。
私もそうでした。ストーリー展開がわかっていても、登場人物の生きざまやセリフに、のめり込んでしまうんです。
何度観ても心に刺さる、重要なシーンやセリフがあるので、5回目を観に行こうかな〜。
私は、魅力のある小説やマンガの条件は、以下の3つが揃っていると思います。
1.作者が伝えたいメインテーマ
2.物語の面白さ
3.登場人物の個性
『鬼滅の刃』は、その3つが揃っていました。特に「無限列車編」は、この作品のメインテーマがぎゅっと詰まっているパートなので、単発の劇場版としても成功したのだと思います。
『鬼滅の刃』については書きたいことがあるので、いずれまた。